2018年 Endless SHOCKはじめしてきました

2018年のSHOCKを2/17に初観劇。

2017年の帝劇でのSHOCK観劇は2/18。

奇しくも、約1年ぶりの帝劇での
観劇になった。

カンパニーのメンバーが変わったことに
よる変化は、もちろん感じた。

でも、それよりも見える景色が全く違った。
見える景色が
観たかった景色に変わっていた…のだと思う。


辰巳くんが
『みんな色々決まっている中でも自由に~』
って、先日の更新で話をしている。
あの3行…それこそが全てだし、それが観れる
のがSHOCKの醍醐味だと感じた。


『ある程度決められた枠の中で
どれだけ魅せてくれるか』

いろんな表情が観れた。
まだ、そんなに引き出しがあったの!?
と、驚かされた。
でも違う…よく考えたら、そうではない。

去年と今年では、全く違う【ゲンタ】を
元太くんが演じ、そこに立っているのだと
思った。


踊る時は曲により全く表情が違う。
もちろんシーンによっても全く違う。
目つきや目線、口元、立ち振舞い、背中
手や指先…
セリフがあれば、抑揚や声色を変えることで
伝えることができるその時の感情を、
コトバ(セリフ)というツールを使わずして
表現していた。
手に取るようにゲンタの想いを想像する
ことができる気がした。


ターンでは頭を少し残すところがカッコ
良くてね。
(アレが正解かどうかはわからないけれど)
回転のスピードもさることながら
首の角度とか、見てる方向がいいなぁ~って
思った。

殺陣もパワーアップしているように感じた。

刀を持つ元太くんの目つきは鋭さを増していて。
冷酷な表情で斬りつけ、怯むことなく敵に挑む。
かと思えば大きく目を見開く瞬間には心の奥に
ある恐怖をも垣間見れた。

斬る側、斬られる側の呼吸があってこそ
成り立つ殺陣。
舞台ならではの魅せ方を意識した
大きな動きやポーズは着実かつ…
元太くんらしく表現していたように思う。

個人的には刀を使って立ち回りをしている
ときより、スッとおろしたときのその立ち方が
素敵だったなぁと。

ジャパネスクで喉元をコウイチに狙われている…?みたいな時の元太くんのグッと伸びた首筋…
あまりにも美しすぎて思わずため息が漏れ
そうだった。(見惚れている場合ではない
シーンですが。)
お首が長くて美しいだけではなく、そんな風に
魅せれる元太くんが素敵なんだよね。

あの瞬間…時を止めたくなった。

ジャパネスクでマットからステージに転がり
落ちた後、踵と踵がくっついて爪先は両サイドに
広がり180度開いた状態だったのだけど。
あんな姿勢をキープしてる元太くん謎で。
そしてときどきマットから手だか衣装の毛だかが
見え隠れ。
マットの後ろで何をしてるの…?と
気になってしかたがなかった。


コウイチが幻想とわかりユウマはゲンタにも
声を掛ける。そのとき、無言で右手で髪を
かきあげて束になった髪をギュッと握って
放すその姿にゲンタ自身のやり場のない気持ち
というか…声にはならない思いを感じて、
その後、涙をぬぐっているであろう背中も
さることながら、胸を打たれた。

元太くんの表現の幅がどんどん広がっている
ということを感じた。

和太鼓は、今年も腕を引き上げるときに歯を
食いしばっている元太くん。
うんと腕を伸ばすときに、思わず食いしばる…。
特に後半連打するところはそれだけではなく
顎も上がっていて。
とても辛そうだし、歯も心配になるほど
食いしばっているから…
ちょっといい感じに力を抜いたら、周りの
お兄ちゃんたちみたいに力強いけれど、
力んではいない打ち鳴らし方になるのかな…と
思ったりもしたけれど。
太鼓に苦手意識がある元太くんは、
きっと無意識のうちに力んでしまうんだろうな…

顔を歪めている姿を観ながらそんな風に思った。

夢幻では、ソデに入り客席のほとんどから
見切れるような場所に入ってしまうことも
あるけれど、それでも全力。
周りが見えてないと、できないことだよね。


自由な部分は「え?それ大丈夫…?」と
思わず心配なるほど。
のびのびしていた。小芝居をしながら、
のびのびと演じることを楽しんでいた。
でも、ちゃんと切り替えができる。
だからこそ、許される『自由』なんだろうし。
いろんなカタチの『自由』を楽しむ姿が
見れるんだろうな…と。

決まりがある中だからこそ、
成立する自由な時間…といえば…。

屋上下のパーティーにむかうあのシーン。
私が観た時は大きなピザを回す…ものだった。
短いながらも松松劇場みたいになっていて。
でも、それが許されるほど彼らの頑張りが
認めてもらえているのかな?と、感じたりもした。

女性ダンサーとの絡みに、驚かされたりも
したけれど。
大人の階段5段とばしくらいでのぼっている姿
かと思えば等身大の姿が垣間見れるのも…
イヤではない。ムシロ楽しみ。笑


カテコとかで、お辞儀するときは
「有り難うございました」って言ってるのでは?
と感じる頭を下げるタイミングの口元。
去年同様、身体の向きを変えての拍手をしてた。
無意識に身体が動いてる感じだから、自然に
それができてるんだな~と。
その時のお顔見ていたら、ボーッとしてそう
なんだけどね。笑

願わくばまたあの場面で「テラ、カイト、ゲンタ…」と座長からお名前呼ばれて欲しい…。




まだまだ書き足りない…
でも、ただ言えることは

『板に立つことを心から楽しんでいるのが
元太くんから伝わってきた。』
と、いうこと。

2年目となる今年は
『自分の持つ最大限の力を出す』…
そんな『真価』が発揮されることを
光一くんから求められている元太くん。

真価が問われるなかで、
しっかり発揮していたと思う!

そして、これからも最高の舞台で元太くんは
まだまだその真価を発揮し続けてくれる…
という期待感しかない。

今年も素敵なカンパニーの一員として
ステージの上で輝きを放ち、千穐楽まで
楽しんで欲しい。